バカ天通信 NEO

KinKi Kidsへの愛を中心にバカを叫ぶ日記

やっぱり紙の本が好き

今、映画が上映されている『来る』の原作の
澤村伊智さんの『ぼぎわんが来る』を
私は去年読んでいて
ホラー小説を読むのは大好きなんですが
ホラー映画は絶対に観たくないんですよね
だって、音が怖いじゃない(笑)

ホラー小説といっても
オドロオドロした怖い場面は別に好きじゃなくて
どっちかというと、何故こういうことが起こったのか
この現象の背景にこんな因縁があって結果こうなったのか
という、因果関係の発想というかアイデアというか
そういうのが好きなんですよね

最近ただ恐ろしいシーンさえあればいい
というような中身の全くないホラー小説が多くて
食傷気味だった時に『ぼぎわんが来る』に出会って
久しぶりにキターって感じでしたw

『リング』なんかも最初に読んだ時の衝撃がすごかったけど
そのあとめっちゃ失速してしたのが悲しかった(笑)
2作目ぐらいまでは好きだったなー

澤村さんのこの比嘉姉妹シリーズは
あとの3冊もめっさ面白いので
ホラー…というか、ホラーミステリー系が好きな人にオススメしますぜ

本といえば、ホラーとは全く関係ない作品ですが
すごくみんなに、沢山の人に読んで欲しい本があるんですよね
結構ベストセラーになった本だから
読んだ人も沢山いると思うんですが
その感想を是非聞いてみたいのですが
本のタイトルは云いたくないんですよ(笑)

その本は、たまたま妹が借りて来て
何の感想も聞かず、何の前知識もなく読んだんです

表題作と、もう1本、作者のデビュー作だという作品が載ってて
その独特の描写と言葉はこびに圧倒されつつ
2本目のデビュー作だという話を読んでいて
気づけば知らない間に泣いてたんです
泣いてることに自分で気づいてなかった
涙があとからあとから溢れて
そこで初めて泣いてることに気づいた

そんな経験をしたのは生まれて初めてで
こんな感動を体験したのは初めてで

きっと誰かに「これ面白いよ」とか
「これ泣けるよ」とか「感動するよ」
とか云われてから読んでいたら
なにかしらの先入観を持ってしまっていたと思う

真っ白な心に真っ直ぐに刺さったあの作品を
私は沢山の人に読んで欲しい
何も知らずに読んで欲しい
とすごく思っているんですけどね

でもだからこそ「読んだ?」とも聞けないし「読んで?」とも云いたくない
というトラウマをかれこれ30年ぐらい抱えています(笑)

いや~本って本当に面白いものですねえ(淀川さん風)

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