暑さにもマケズ - バカ天通信　NEO

あまりにも暑くて、ネタがないというよりも、何も考えたくないというのが正しい。
そんな今日この頃ですが、暑中お見舞い申し上げます。

元々暑中見舞いというのは、夏バテを防ぐ品物を持っていく風習だったようで
夏バテを防ぐモノ、を見れた人はみれたと思いますが、あれ暑中見舞いです（笑）

マジでネタがないんですが、最近読んだ本でも書くかな

今読んでるのは宮部みゆきの『楽園』上下巻
『模倣版』の続きではないけど、『模倣版』の９年後という設定で、あの時犯人を追い詰めた
ルポライターの前畑さんが主人公になっている本。
読んでいるともう１度『模倣版』が読みたくるというスパイラルに陥ります。
が、『模倣版』が社会派超現実的だったのに比べて、こっちはサイコっぽい話になっていて
この人はものすごくリアルなモノもサイコっぽいモノもＳＦも時代物も結構ごちゃまぜに書きはるので
時々混乱します（笑）

その前に読んだのがやっぱり宮部みゆきの『蒲生邸事件』
こちらはＳＦ時代物？みたいな話になっています。
現代からニ・ニ六事件の真っ只中にタイムトリップするという。
でも読んでると全然ＳＦっぽくないというか、時代背景とか時代考証とか細部にごまかしがないから
妙に説得力があるんですね、そこがこの人の面白い所です。

道尾秀介『骸の爪』
ジャンルでいうと推理小説？サスペンス？括りがよくわかりませんが
お寺で仏師がつぎつぎ消えていく、まあ殺人事件モノです。
設定とか流れとかがちょっと京極夏彦っぽいですが、あそこまで複雑ではありません

松岡圭祐の『千里眼』シリーズ
まだ１巻しか読んでませんが、クラシックシリーズとして改訂されてるのを読んでます。
改訂されてる、と聞くとされてない方も読んでみたくなります。
ジャンル…なんやろ、バイオレンスサスペンスアクション？（笑）
女性ヒロインが大活躍するバイオニックジェミーみたいな…（古いなおいｗ）そんな話ｗ

久坂部羊『無痛』
これが大好き、というとみんなに「おかしい」と言われますが大好きです（笑）ホラーです。
ホラーにもいろいろありますが、『黒い家』がホラーと呼べるなら、これもホラーだと思います。
生まれつき痛みというものを感じる事の出来ない人間が、痛みとはなんぞや？と痛みを求めて、という話です。
確か作者はお医者さんなんじゃなかったかな？
そのへんのリアルな描写が余計に恐怖を煽るステキな作品となっております（笑）

外も暑いですし、室内で読書に勤しまれてはいかがでしょう（ってそんな締めかよｗ）
なんか面白い本やオススメあったら教えてください

『告白』が読みたいな～と思ってるんですが、救いようがない話、ときいて悩んでます（笑）

全然関係ないですが
この前の『兄弟』で「小麦粉爆弾だ！」と光一さんが云ってて
ずっと前にラジオであった
光「こむぐこ…こむぎこて云って」
剛「こむぎこ！」
光「こむぎこて云って」
剛「こむぎこ！」
を思い出したという
まあそんだけ（笑）