関西オノマトペ

※昨日アップした記事がバグってたので再アップさせていただきました

『のろのろ』とか『ぎゅっ』『にゃあにゃあ』等の擬音語や擬態語の事を
【オノマトペ】と云うそうなのですが
日本は他所の国に比べてオノマトペの数がとても多いそうなんです。
でもって、関西人は擬音だけでしゃべるとよく言われますが
堂本さんや堂本さんもよく擬音だけでしゃべってはりますが
先日、関西でしか通じないオノマトペをまとめた、という本が発売されたんですね
これがめっちゃおもろいんです（笑）

よく使われている擬態語を紹介しているだけでなくて
道案内する時の「そこの角をキュッと曲がってな～」の、キュッは何度なのか、とか
「しょうゆをドバッとかける」といったら大体何ｍｌぐらいかってのを検証してたりするんですよ。
大阪の某有名商店街でアンケート調査したらしく
キュッと曲がるのは９０度（直角に曲がること）という結果。
これが４５度なら「グッと曲がる」３０度なら「シュッと曲がる」
１２０度は「クイッと曲がる」で、１５０度は「キュッと曲がってちょっと戻る」
めっちゃわかるな～と読んでて感心したんですが
他県の人からしたら違いがさっぱりわからんのやろなと思えるからまた面白い（笑）

こういうのを体験してみたい人は、大阪で地図なんか広げて迷ってる風にしてると
大阪のおばちゃんがどこからともなく現れて、頼んでなくても道案内してくれること間違いないです。
「そこの道バーッ行ってな、次の信号クリっと曲がったらドーンてビル建ってるからチャッと入ったらええねん」

で、まあそんな本を読んでて、夕方にうちの上司が
「明日朝からお客さんとこに行かなあかん」というので
ルートとか電車の時間とかを調べて渡してたんですね。
私「この時間の電車に乗ったら間に合いますよ」
上「ああ、そしたら会社にでんして行けるな」
私「そうですね～」
と、普通に答えてから、ものすごくおかしくなって大笑いしてしまいました。
会社にでんして行くって意味、わかります？電話のことじゃないんですよ（笑）
鬼ごっことか、ゲタかくしとか（するか？いまどきｗ）やってる時に、人や壁に触る事を
タッチ、て云います？標準語だとそうなのかな？あれ？英語が入ってくる前は何て云ってたんだ？
と、急に疑問が（笑）まあいいや、大阪ではそれを「でん」って云うんですよ。
「で～～ん！」とかいいながら壁にタッチするんです、その「でん」です、わかります？
つまり上司は「一旦会社に立ち寄ってから行く」と云ったんです。
それを普通に発した上司と、普通にわかってしまった自分が可笑しくて
関西人って骨の髄まで擬音語沁み込んでるな～と思ったんですよね～


小さい出版社から出てるので５４Ｐの薄い本ですが８５０円、ちょっとお高めです。

笑った人は拍手

拍手をありがとうございます。いつも癒されておりますｖ